1月に外壁塗装を検討される場合、季節柄の注意しなければならないことがあります。
この記事では、1月に外壁塗装をするときのポイントを詳しく解説していきます。
・1月に外壁塗装をするときの注意点
目次
1月に外壁塗装をするときの特徴

まずは、1月に外壁塗装をする際の特徴から解説していきます。
1月の外壁塗装は降雪地域、気温が低い地域は不可
外壁塗装で気をつけなければならないのは、塗った塗料が適切に乾燥できるかという点に気をつけなければなりません。
塗料の乾燥に推奨されている条件は、「気温5℃以上、湿度85%以下」となっています。
その為、1日の気温が5℃以上になる時間帯がない、または雪が降る地域は、1月に外壁塗装をすることができません。
1月の主要都市の平均気温は以下の通りとなります。
各都市の1月の平均気温
都市 | 2019年1月 | 2020年1月 | 2021年1月 |
札幌 | -3.0℃ | -2.3℃ | -4.4℃ |
仙台 | 2.4℃ | 4.0℃ | 1.2℃ |
新潟 | 3.8℃ | 3.3℃ | 3.4℃ |
東京 | 5.6℃ | 7.1℃ | 5.4℃ |
名古屋 | 5.1℃ | 7.6℃ | 5.0℃ |
大阪 | 6.5℃ | 8.6℃ | 6.2℃ |
広島 | 9.5℃ | 8.4℃ | 9.7℃ |
福岡 | 8.0℃ | 9.5℃ | 7.0℃ |
那覇 | 18.1℃ | 18.7℃ | 16.8℃ |
参考データ:気象庁ホームページ
主要都市の平均気温から見て、北海道、東北、北陸は平均気温が5℃以下になってますので、塗装条件に適していないということになります。
雪が積もっている可能性もありますので、ほぼ不可能と思っていただいて良いかと思います。
そのほかの平野部は平均5℃を上回っており、朝晩は冷え込むことが考えられます。
しかし日中の気温が上がることが予想されますので、気温が見ながら塗装をすることは可能となります。
1月の外壁塗装は業者の差が出やすい
このように、気温や雪の影響により、塗装ができる日の選定が求められます。
また、外壁が結露していても塗装できませんし、霜が降りているときも注意が必要です。
塗装できる時間帯や日が限られてしまうので、塗装日の見極めや、悪条件下での塗装は業者の腕によって仕上がりに差が出てきます。
1月は、塗装業界では閑散期と言われているので、技術力が自慢の業者を選びたいところです。
地元の気候を理解している業者も、選定ポイントとして候補に挙げておくと良いです。
1月に外壁塗装を行うメリット、デメリット

1月に外壁塗装を行うメリットとデメリットを解説していきます。
1月に外壁塗装を行うメリット
1月に外壁塗装を行うメリットは以下の通りになります。
・閑散期なので技術力のある業者を抑えやすい
・割引やキャンペーンを開催していることがある
・雨が少ないので、気温が高めの地域は予定通り工事が進みやすい
北海道、東北、北陸などの雪が多い地域を除けば、ほとんどの地域で塗装作業ができますので、業者の技術力重視であったり、割引狙いで工事をすることができますので、敢えて1月を選ぶというのを選択肢としてアリではないかと思います。
1月に外壁塗装を行うデメリット
逆に1月に外壁塗装を行うデメリットは以下の通りとなります。
・雪が多い地域、気温が極端に低い地域は塗装ができない
・結露や霜が降りて1日の塗装時間が短くなりやすい
・気温が5℃以下になりやすい地域は、工事日数が延びやすい
・塗装に難しい環境下な為、業者の腕によって差が出やすい
寒波などで気温が下がってしまうと、塗装工事がストップしてしまいますので、日数が予定よりも延びてしまうことがあります。
業者選定の時には、冬場の塗装実績などをよく聞いた上で検討することをオススメします。
1月に外壁塗装をするときに注意すべき3つのこと

実際に1月に塗装をするときに、業者に丸投げではなくご自身でもできる範囲での確認をした方が、失敗につながりにくくなります。
気温を確認する
何度もお伝えしてますが、気温が確認は大切です。
朝のテレビでもなんでも良いので、その日の気温を把握しておくことで、業者が無理な施工をしようとしていないかがわかります。
あまりに気温が低いのに塗装をしようとしていたら、大丈夫なのか確認することで後々のトラブルを回避することができます。
建物周囲の結露を確認する
家の外壁が結露して濡れていないか、霜が降りていないかの確認もされると良いです。
特に外壁が結露していた場合、水気がなくなるまで塗装できませんので、午前中は作業できないと思った方が良いです。
部分的に日当たりが良くて濡れていない箇所などは塗装可能です。
スケジュールの遅延を考慮して計画する
寒波で想定よりも気温が低かったり、降雪が少ない地域で雪が積もってしまうなど、予定になかった事態で工事が遅延することがあります。
予定よりも1週間程度遅れてしまっても問題ないようなタイミングを見計らって計画するようにすると良いです。
1月は外壁塗装の準備期間にした方が好ましい

1月は、条件を選べば塗装ができますが、気候的に不利な条件になりやすい特徴があります。
なので、どうしても1月に塗らないとならない理由がない限りは、積極的に塗装をしない方が基本的には良いです。
1月は実際の塗装をするよりも、業者選びなど準備期間にする方が無難な月になります。
外壁塗装にとってベストシーズンの春が目の前に迫っていますので、1月から準備をすれば1年の内で最もよい季節に塗装を行えうことができます。
まとめ:1月に外壁塗装をするときに注意すること
この記事では、1月に外壁塗装をする上での注意点を解説してきました。
塗装は、塗料の乾燥を第一に考えなければなりませんので、気温が低い、雪が降っている、外壁が結露しているなどの条件下で塗装を行うことができません。
その為、業界的には閑散期とされています。
閑散期をメリットとして塗装を進めるか、気候をデメリットとして春まで見送るかの見極めが大切になります。
1月にどうしてもやらなければならない理由がない限り、準備期間に当てて春の外壁塗装がベストな選択になると考えられます。
最後に、外壁塗装の業者探しをする場合、少なくとも3社程度から見積りを取得して比較検討することをオススメします。
理由は、数社から話を聞かないと、ご自身の家にかかる費用の相場感、必要な工事の内容が見えてこないからです。
数社話を聞くと、似たような内容ながら業者ごとに特徴が出てきます。
営業マンの対応などを見ながら、良い業者探しをすることに時間を割くことが外壁塗装を成功させる最もな近道になります。
3社も業者を探すのが難しい場合は、一括見積りサイトを活用すると無料でご自宅周辺の塗装業者を紹介してもらうことができます。
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必ず契約をする必要はありませんので、まずは問い合わせだけしてみても良いかと思います。
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以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました。
この記事が、あなたのお家の外壁塗装をするお役に立てたら幸いです。